史上最強の哲学入門 | グッズレビュー

史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門は「最強」の入門書

哲学の入門書の中では最高に分かりやすい一冊です。
弁証法なんてずっとわかったようなわからないような・・・と言う生活が一変しました。一変する必要があるのか?(笑
私にとっては必要ありました。高校生の頃から弁証法と言う文章問題に意味が分からず。
父親に聞いてもはぐらかされるばかりで。
哲学の本を読んでもWikiで見ても逆によく分からなくなってしまっていたのが、この一冊で解決しました!

これは「円である」と「四角である」で争っていた2人の論を誤魔化さずに議論させたら、円柱と言う新しい真理が出て来た!

円柱ですから、上から見れば「円」横から見れば「四角」の柱!!
これを図解付きで解説ですから、ぐうの音も出ません。
「うん、分かりやすすぎる!」

ソクラテス

「無知の知」
とは・・・
相対主義(ひとにはよって真理それぞれでしょう?)
に対抗する論客として紀元前ギリシャ最強の一人。

「私はものを知りません」と言う謙虚の美学は間違い。

プラトン

イデア論を提唱した。
イデア=究極の本当のもの

△←これ「三角形」だけど本当は厚みのある線の塊でもっと細かく言うとドットの塊だけど「三角形」と我々が認識している。本当の三角形では「無い」と理解できていると言うことは究極の本当の三角形をなぜか我々は認識している。
国の究極のイデアを知るものが国家の王となれば最高の国家ができると思ったが。そんな人が簡単に存在しないので、「アカデメイア」で子供を教育して究極の国家イデアを知るものを作ろうとした。

アリストテレス

万学の祖。
プラトンの弟子に当たる割には、プラトンのイデア論を否定する・・・
あまりにも後世への影響が大きすぎて、間違った理論がなかなか撤回されないと言う弊害も・・・

哲学の入りには最高の一冊

哲学の入りとして、とても良い一冊だと思います。
作者の「飲茶」さんの説明がとにかくわかりやすい!
読んでいて??となる場面が起きない本も珍しいくらい整然かつわかりやすい説明で語られる哲学のエッセンス。
この一冊をまず読んで置くだけで、哲学?論理的思考?「最低限度は理解しているつもりです。」と言えるくらいのレベルには到達できるでしょう。